有機野菜以外食べられないオルソレキシアには気を付けよう

有機野菜は慣行栽培の野菜と比較すると、確かに化学的な農薬も肥料も使わないし、野菜の安全性は高いです。それでも、現在の私たちの身の回りには有機野菜ではない慣行栽培の野菜のほうが多く、値段も安いです。

加工食品も多くの種類が販売され、食品添加物や白砂糖、外国産小麦、精製された食品も当たり前のように流通しています。外食に出かければ、オーガニックレストランでもない限りごく普通の慣行栽培の野菜や無添加かどうかにはこだわらない調味料が使用されています。

有機野菜にこだわりを持つ人は、自然と各種の健康情報に触れ、体に悪いものを一切受け付けないということにもなりやすいです。この状態はオルソレキシアと呼ばれ、重症になるといろいろと困る問題も出てきます。

ここでは、有機野菜にこだわる人が陥りやすいオルソレキシアの問題と対策について書いていきます。

有機野菜以外は食べられないようになると困る事例

有機野菜は慣行栽培野菜と比べると高いです。例えば近所のスーパーでは1束98円の小松菜が、有機野菜では1束324円だったりと約3倍は違います。

有機野菜宅配サービスのミレーの野菜セットでも14~16種類で4000~5000円もします。

野菜セットだと単品購入よりも割安にはなりますが、それでも慣行栽培野菜よりは高くなってしまいます。

しかも、有機野菜セットの中には価格調整として半分カットの野菜や、減農薬野菜も含まれることがあります。

完璧な有機野菜、より安全な有機野菜を求め続ければ野菜の単価はどんどん上がり、より高価な野菜宅配サービスでないと安心できないようになっていきます。

有機野菜、完璧に安全な無農薬野菜しか食べられないと、食費がどんどん高くなっていきます。

家計の状況に合わせて柔軟に対応することができないオルソレキシア

有機野菜にも種類があり、1回でも農薬を使うと減農薬になってしまいます。また、有機栽培を始めたばかりの有機野菜はまだまだ慣行栽培をしていたころの土壌の影響が抜けきれていません。

どのような有機野菜を購入するかで、その品質は異なります。

また、高価な有機野菜だから安全とも限りません。

有機野菜にも慣行栽培野菜よりははるかに少ないですが硝酸態窒素は含まれますし、必要最小限の自然由来の農薬を使うことはあります。栄養価も有機野菜のほうが比較的高いですが、有機野菜でなければ生きていけないほど慣行栽培の野菜と差があるわけではありません。

だからこそ、自分の家計の状況や家族の人数などで許容できる範囲内の値段で購入できる有機野菜を選ぶ必要があります。家計の状況次第では一時的にでもスーパーの安い慣行栽培の野菜の生活に戻す必要が出てくることもあるでしょう。

有機野菜しか食べられないオルソレキシアが深刻化してしまうと、自分の家計の状況を無視し、食べるもの以外何も買えない生活にまで陥ってしまうことさえあります。

クレジットカード決済で日々の支払いに追われるほどになってストレスが溜まり、

病気にでもなってしまえば、何のための有機野菜かわからなくなります。

有機野菜だけでなくすべての食品が「有機」でないと怖くなる

有機野菜しか食べられないオルソレキシアの状態になると、野菜だけでなく肉も魚も卵も気になります。調味料や香辛料、ゴマなどもすべて有機でなければ不安と恐怖にかられるようになります。

今はある程度の食品で有機食品の市場が広がり、ほとんどの食材は有機と頭に着けて検索すれば何でも出てくるようになっています。ですので、「有機」にこだわりを持つからと言って食べるものがないということにはなりません。

問題は1つ1つの単価が高くなることです。

有機野菜だけでなく、すべての食品を有機に統一しようとすると食費は1か月2万円や4万円では済まなくなります。大人の二人暮らしでも下手をすると月の食費が8万円を超えてしまうこともあり得ます。

人づきあいにも支障をきたすオルソレキシア

有機野菜や完全無添加、オーガニック食品にこだわるあまり、その他の食品がすべて猛毒に見えるようになっていくと人から食べ物をもらうことさえ恐怖になります。

ネットや書籍などで健康情報を目にした子供自身がオルソレキシアの状態にでもなれば、

学校で同級生にもらったお菓子を拒否したり、こっそり捨てるなどしたことがきっかけでいじめにつながることもあります。

大人であれば、近所の人からのおすそ分けや職場の同僚や家族、親せきなどとの食べ物を介したコミュニケーションで大きなトラブルを招きかねません。

また、有機野菜や無添加、オーガニックにこだわる人に対する「宗教」「うさんくさい」等という偏見もまだまだ多いのが実情です。そのような世間の目を気にして、「有機食品」へのこだわりを言えずにストレスを抱える人もいます。

有機野菜や食品の安全を気にすることはいいことですが、その他の食品が毒にしか見えなくなれば

この世界で暮らしていくのに大きなストレスを抱えてしまいます。

オルソレキシアにならないための対策

有機野菜や安全な食品しか食べられなくなる、オルソレキシアにならないためには肩の力を抜くことが重要です。すべてを有機、オーガニックにこだわった暮らしを送れる人は本当にごく一部です。

たいていの人は食費にそこまでお金をかけていられません。

貯金も必要になるし、生活には食費以外にも必要な出費がたくさんあります。

収入も上げれる人ばかりではありません。仕事が不安定な人もいるでしょう。

オルソレキシアになるほど有機野菜にこだわりを持つのではなく、こだわる範囲を限定して、経済的にも無理をしない程度に取り入れてみようとする考えを持つことが重要です。

アレルギーや特異体質でもない限り、たまには何も気にしないで食べ物を口にしても、1回や2回ではなんともなりません。人からもらった食べ物に恐怖を感じてしまわないよう、時には健康情報から目をそらすことも必要です。

まとめ:有機野菜以外食べられないオルソレキシアには気を付けよう

有機野菜や無添加食品、オーガニック食品余計な化学成分が含まれず、体に負担をかけない優れた食品です。環境に優しい農業、畜産といった産業から生み出された有機、オーガニック市場は今拡大を続けています。

とはいえ、有機野菜を食べているから病気にならない、病気がよくなると断言できるほどのものではありません。逆に慣行栽培の野菜を食べると病気になるとも言えません。証明するデータもありませんし、実験することはおそらく不可能に近いでしょう。

有機野菜や無添加のシンプルな食品は、少しでも栄養価が高く、残留農薬や硝酸態窒素等の心配のない野菜や食品を食べたいという人々のニーズにこたえるものです。万能薬ではありません。

有機野菜へのこだわりからオルソレキシアになってしまう人は、有機食品を万能薬かのように考えてしまう人に多い傾向があります。

自身や家族の健康を考えて選ぶはずの有機野菜や無添加、オーガニック食品へのこだわりがきっかけで、

家計が破綻したり、いじめや社会からの孤立といった人間関係のトラブルで苦しむようなことになっては本末転倒です。

有機野菜や無添加、オーガニックではない食品を口にしたとしても大丈夫と思うように努力するところから、オルソレキシアの状態は改善していきます。

万能薬ではないけれど、少しでもおいしく栄養価のある食品を暮らしに取り入れるために、できる範囲で有機野菜を食卓へあげてみてはいかがでしょうか。

有機野菜は意味がないとは言い切れない根拠とは

野菜宅配のココノミ|無農薬野菜や有機系の加工品などオーガニック食材を宅配

ココノミを実際に利用して分かったメリット・デメリット・評価

有機野菜に寄生虫がつきものとは限らない!?最新の有機栽培の害虫対策とは

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

アーカイブ