デメリットも理解して有機野菜で離乳食を手作りしてみよう

有機野菜で作る離乳食といえば、ホウレンソウ、カボチャ、人参が良く使われます。

それらの野菜を茹でてミキサーやハンドブレンダーでペースト状にするだけで簡単に完成します。

余計な味付けも不要で、シンプルに1種類の野菜だけをペースト状にするのが初期に与える離乳食です。

成長に合わせて肉や魚などを組み合わせたり、水ではなくだしを使って伸ばすなどの工夫をしていきます。

加工状態もペーストから徐々に固形食へと変化していきます。

こういった離乳食はもちろんスーパーなどで販売されている慣行栽培の野菜を使用しても作れますが、有機野菜を使うほうが残留農薬の心配がないということで有機野菜で作る離乳食が今話題になっています。

無添加の有機野菜離乳食も多くの種類のものを通販等で購入することができます。ただ、毎日3食を購入して与え続けるのは金銭的には大きな負担になる人も多いのではないでしょうか。

経済的負担が少なく、安心して与えられる離乳食といえば手作りに勝るものはありません。

ここでは家庭で有機野菜を使った離乳食を作る際に知っておきたいデメリットとメリットについて解説していきます。

有機野菜にも乳幼児には危険な場合がある!?

有機野菜の栽培で使用される有機肥料も使いすぎれば土壌が植物の栄養となる硝酸態窒素を過剰に含む状態になります。硝酸態窒素が過剰になることによって引き起こされる自然界やそれを食べる私たちへの悪影響が大きな問題になっています。

例えば硝酸態窒素を過剰に含む野菜を生のままでサラダで食べた場合、腸の中で化学反応によって硝酸態窒素は亜硝酸へと変化します。その過剰な亜硝酸を含む母乳を飲んだ乳幼児にも亜硝酸は送られ、全身に酸素を巡らせる役割を担う血中成分であるヘモグロビンと結合し、メトヘモグロビンへと変化します。メトヘモグロビンには酸素を運ぶ能力が失われているため、この現象が進めば進むほど酸欠状態になってしまいます。

深刻な場合はメトヘログロビン血症を引き起こし、酸素を吸収できなくなることによる窒息死につながることもあります。

かって、硝酸態窒素を過剰に含む牧草を食べ、胃の中での化学反応によって過剰な亜硝酸が作られ、酸欠状態で弱った牛のミルクを飲み、メトヘログロビン血症を引き起こし、酸欠により死亡した乳幼児が多発したことが話題になりました。酸欠状態によって青い顔をした乳幼児たちが「ブルーベイビー」と呼ばれたこの事件は化学肥料の過剰使用が原因であることがのちに明らかになり、以後化学肥料の過剰な使用に対する規制や課税といった対応がとられるようになりました。

この事件を見てもわかる通り、過剰な硝酸態窒素はその野菜を食べる人や動物にも悪影響を与えます。

そして豊富な硝酸態窒素を取り入れ、過剰にため込んでしまった野菜は苦みがあってえぐみがある野菜になってしまいます。硝酸態窒素の問題は化学肥料を使うことで起こるとして知られていますが、有機肥料を使用する有機栽培でも使いかたを誤ればこの現象は十分起こりえます。

この硝酸態窒素は土壌に過剰な栄養を与え、肥沃にすればするほど硝化作用が進み、増えていきます。

そして野菜が本来大地から吸い上げるべき石灰やホウ素などの栄養の吸収も妨げることになるため、栄養価も落ちてしまいます。

その結果大人が食べてもまずい、乳幼児であればなおさら苦手かつリスクさえあると感じる野菜になってしまいます。そのため、有機野菜の購入先もしっかりと安心できるところを選ばなければ損をすることがあります。

つまり、有機野菜またはオーガニックとして売られているからと言ってそれだけで安心することはできないということです。厳しい消費者の目線で野菜の品質を見極める必要があります。

硝酸態窒素を過剰に含まない野菜を見分けるポイント

虫食いが多い野菜を避けることが、最も分かりやすい硝酸態窒素が過剰な野菜の見分け方です。

硝酸態窒素を過剰に含む野菜には害虫たちが好むアミノ酸が多いという特徴があり、そこにどんどん虫たちが集まり、虫食いだらけにしてしまいます。

虫も食べない野菜より、虫が食べる野菜のほうが安心というイメージもありますが、実態は逆です。

化学肥料は大地に浸透し、地下水や河川の水も汚染します。有機肥料よりも吸収されやすい化学肥料は簡単に野菜を硝酸態窒素過剰な状態にしていきます。そうやってできた虫が好む野菜に虫がつかないように、過剰な化学農薬が必要になります。そうやって作られた慣行栽培の野菜は虫食いが少なく、見た目はとてもきれいです。

そして、硝酸態窒素が多い野菜は緑が濃いという特徴があります。

スーパー等で売られている緑が濃くて虫がついていないきれいな野菜と比べ、無農薬、無肥料で育った野菜は

そこまで緑は濃くありません。どちらかといえば黄色味を帯びているものもあります。

それこそが硝酸態窒素の蓄積が少なく、健全に力強く育った証拠です。

そのように野菜が本来の姿で健康に育っていれば、食べて苦みやえぐみを感じることもなく、

美味しく栄養価も豊富という大きなメリットが得られます。

乳幼児に与える離乳食の野菜としても最適です。

離乳食として安心できる有機野菜が持つ最大のメリット

離乳食として安心できる有機野菜を選ぶことで得られる最大のメリットは、過剰な硝酸態窒素による乳幼児の酸欠、死亡事故に対する1つの予防線を張ることができるということです。

硝酸態窒素が多いホウレンソウは特に注意が必要な野菜で、アメリカでは実際にホウレンソウのペーストを与えた乳幼児が硝酸態窒素に由来するメトヘログロビン血症によって死亡した事故があります。

硝酸態窒素は生の状態の葉野菜に多く、ゆでると水に溶けだす性質がありますが、ホウレンソウの場合はそのゆで汁にも多くの硝酸態窒素が含まれます。ゆで汁ごとミキサーで離乳食を作るのはやめておいたほうがよさそうです。

硝酸態窒素の少ない有機野菜を使用して離乳食を手作りすることで、野菜本来のうまみ、甘み、えぐみのない美味しさを味わってもらうことができるという点もうれしいメリットです。栄養もおいしさも兼ね備えた本来の野菜を乳幼児の時期から食べさせることで偏食もなく、健康に育ってくれる可能性も高まります。

まとめ:有機野菜のメリット・デメリットを理解して離乳食を手作りしてみよう

有機野菜を選ぶ際には、農家の栽培方法や姿勢、考え方等を確認できる大手の有機野菜宅配サービスを利用することも安心して野菜を選ぶ方法の一つです。離乳食を手作りする際にも最適な有機野菜や無添加の食材に調味料、そして安心して食べられる肉、魚、乳製品なども充実しているのでとてもありがたいです。

硝酸態窒素問題も含めた多くの苦労と微調整が伴う有機栽培にどのように取り組んで作られた野菜であるかを知っていれば、私たち消費者も安心して選ぶことができます。

大人であれば平気な基準の硝酸態窒素であっても、乳幼児にとっては死にも直結するほどの危険性があります。

化学肥料や農薬を過剰に使用してきた蓄積が大地を汚染し、河川や地下水にまで影響を与えている今、

人と地球とそこに暮らす動植物に優しい有機野菜、自然栽培の野菜に注目が集まっています。

美味しくて栄養価もあり、乳幼児にはリスクが大きい硝酸態窒素ができる限り少ない有機野菜を選び、

安心して食べさせられる離乳食づくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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