ネオニコチノイド系農薬が危険な理由!残留農薬が多い果物に要注意

近年問題視されている農薬がネオニコチノイド系農薬です。昆虫にだけ有害で、人体には無害と銘打って売られている農薬です。現在の日本の慣行栽培でも広く普及し、使用されています。

ところが、昆虫と人間の神経系は類似しており、神経伝達物質の経路を妨害してしまうリスクが指摘されています。

ここでは、ネオニコチノイド系農薬が危険な理由と果物の残留農薬について書いていきます。

洗っても落ちない、細胞に浸透するネオニコチノイド系農薬の恐怖

ネオニコチノイド系農薬は雨や水で洗い落とされることはなく、植物の細胞組織に浸透していきます。

この特徴のおかげで、農家は何度も農薬を使用する手間が省けます。農薬の使用回数自体は減らせるため、「減農薬」を名乗ることができるというメリットがあります。

その代わりに、ネオニコチノイド系農薬を散布する際に吸引すると中毒症状を起こすリスクを背負います。

そして、洗っても落ちないネオニコチノイド系農薬残留農薬として食べる人の体内へ入っていきます。

残留農薬検査が行われ、基準を超える残留農薬が検出された作物は出荷できないようにはなっていますが、日本の基準値は海外と比べると高く設定されています。

だから、基準値内だからと言って安心できないのです。農薬大国ともいわれる日本では、1つ1つの作物から摂取する残留農薬が基準値内だとしても、食べる種類や量によっては1日の摂取基準を超えてしまうこともあり得ます。

特に茶葉や果物には野菜以上に多くの農薬が使用され、残留農薬もその分多く検出されます。

果物を食べてネオニコチノイド系農薬の中毒症状を起こしたケース

果物が健康にいいとは言いますが、残留農薬が多い果物をたくさん食べることで中毒症状を起こしたケースがあります。患者たちの症状は全身の倦怠感や頭痛、ふるえや認知機能の低下といったものです。

尿からはネオニコチノイド系農薬の代謝物が検出され、果物やお茶の摂取をやめると症状が改善しました。

参考リンク:ネオニコチノイド系農薬問題とは?~情報・資料集~

果物は農薬を使わずに栽培することが難しく、慣行栽培では多くの農薬が使用されているのが実情です。

ネオニコチノイド系農薬が残留していれば洗っても落ちませんし、健康のためにと果物やお茶を残留農薬を気にせず摂取し続けていれば慢性的な中毒症状を訴えるようになるリスクがあります。

発達障害を招くネオニコチノイド系農薬

また、妊娠期間中ネオニコチノイド系農薬が残留している野菜や果物を多く食べると、胎児の脳に悪影響を与え、神経回路の様々な障害を起こす可能性があります。

自閉症注意欠陥多動性障害といった障害が起こる可能性が今まで以上に上がってしまいます。

そのため、残留農薬のない有機栽培野菜の価値が見直されてきています。

まとめ:ネオニコチノイド系農薬が危険な理由!残留農薬が多い果物に要注意

ネオニコチノイド系農薬は水洗いで落ちる、比較的人体に毒性が低いその他の化学農薬とは違う性質のものです。

人体だけでなく、動植物や昆虫を含む生態系全般、地球環境全体に悪影響を与えるとして世界的に規制が進んでいます。

フランスでは2018年に全面禁止になっている農薬がネオニコチノイド系農薬です。

世界の敏速な対応に反して、日本ではまだ規制も制限もされていません。それどころか各野菜の残留農薬の基準値を段階的に緩和していく始末です。

スーパーに並ぶ慣行栽培の野菜は安く、節約をしたいときは買いたくなってしまいますが、それでも洗っても落ちないネオニコチノイド系農薬が使用されている可能性を考えると気分よく買えるものではありません。

この話題はヤフーニュースでも取り上げられ、ネオニコチノイド系農薬や残留農薬に関する国民の関心は高まっています。

参考リンク:新型コロナだけじゃなかった 農薬規制でも後手に回る日本

残留農薬の問題に関しては、農薬を製造する会社や残留農薬検査を請け負う会社の公式ホームページでは農薬は動植物の体内で代謝されて尿と一緒に外に出るもので人体に蓄積することはないなどと安全性をアピールしています。

それでも、世界を見渡すと農薬の使用には規制がかかり、残留農薬検査には非常に厳しいのが現実です。

ネオニコチノイド系農薬はこれまでの化学農薬のように洗っても落ちないという性質と、細胞組織に浸透していく性質、人や昆虫の神経伝達物質の経路を狂わせてしまう性質が非常に恐ろしい結果を招きます。

日本はその問題を軽視しすぎているように感じられます。

それでも安い野菜が売れるのは日本の風土が原因

有機野菜は慣行栽培の野菜の3倍くらいは値段が違いますが、ネオニコチノイド系農薬を含めた化学農薬、化学肥料を使用しないで野菜を栽培しています。

そのためには多くの苦労と技術が必要になります。その分の手間賃だと思えば大した金額ではないのではないでしょうか?

それでも、有機野菜にこだわる人に対して批判的な意見を言う人や、高い野菜を買うことを見下すような人がいます。日本人はみんなと一緒が大好きで、人と違う人は徹底的に批判しがちです。

1円でも安い野菜を求めてスーパーをはしごしない人を見て、愚か者だと陰口をたたく田舎もあります。

批判したり見下したりする前に、有機野菜や有機栽培の真価を知る努力をしてほしいものです。

食品添加物の反乱、農薬が規制もされずにどんどん使用され、ひたすら安い野菜に安い食品を求める消費者の構図をどこかで断ち切り、舵を切っていかないと日本は何も変わらないのではないでしょうか。

安かろう悪かろうという言葉もあるように、安い野菜には目に見えないデメリットがあることに意識を向けるようにしてみましょう。そして、食べ物を選ぶことと環境を考えることは切っても切り離せない関係があることも意識してみましょう。

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